美d生活工房の酒井です。
今回は少しちがう視点から商品を紹介してみたいと思います。
当店の売りは国内工場で生産をしてお客様に直送していることです。
この国内の工場は1940年代から稼働をしている工場なので、創業80年ぐらいの老舗工場になります。
戦後に店舗什器の制作を初め、きものを展示する衣桁など木工から始まり、ハンガーラックのような金属加工を行いようになりました。
現在のように海外製が増えていく中で、お店に合わせた店舗ディスプレイを企画・生産していくことで生き残ってきました。
今では日本国内でも数少ない、木工と金属加工のどちらも得意とする工場になります。
その中で当社オリジナルの木工と金属加工を組み合わせたタフグラン木製ハンガーが生まれました。
ちなみに世の中に木製のハンガーラックもたくさんありますが、少し違うところを見ていきたいと思います。
木材は湿度によって寸法が微妙に変わる
木材の大きな特徴は水分を吸収するところです。
これは木材の良い部分ではあるのですが、湿度の低い時には含まれている水分を吐き出し、湿気が多い時は余分な湿度を吸い込んでくれます。
今、住宅では無垢材を使用したものが増えていますが、木の温もりと同時に木材の特徴が好まれているように思います。
ただ、木材によっては、水分の量に微妙に寸法が変わったり反ったりすることがあります。
特に組み立て式の家具は寸法どおりに生産されていても、シーズンによって取り付けがキツかったり、逆にゆるゆるだったりします。
木製ハンガーラックでも、このことによってグラグラすることがあります。
グラグラすることは、強度的にも問題になりますし、小さな揺れでもネジ式の場合だとネジが緩む原因になってきます。
タフグラン木製ハンガーラックは木材を外装に使用
当店の木製ハンガーラックは、機構は基本的に金属製です。
そして、支柱の外装に木材を使用しています。
木の温もりを持ちデザイン性にも優れて、しかし金属の強度を持っています。
それに金属製になので可動部が作れ、高さ調整も可能にしています。
耐荷重があることもあり、フォーマルな洋服店お使いいただいています。
国内でできる良いハンガーラックを生産
海外ではタフグラン木製ハンガーラックようなの商品の生産は難しいようです。
全てではありませんが、大手の通販会社の商品は中国メーカーの大量生産のものを台湾などでパッケージのみを変更して輸入しているものもあります。
また、自社設計でも海外で組立式ハンガーラックを大量生産してコンテナ単位で輸入、その在庫が切れるまでは改良は行えないショップもあります。
素材の組み合わせや、新しい技術、細かな設計変更を行いながら生産できるが私たちの強みです。