こんにちは、美d生活工房の酒井です。
梅雨時で雨が続きますね。昨日(7/11)も15時ごろから雷と大雨。
私の知り合いも、雨に降られて同じ洗濯物を3回干しているという話をしていました。
幸い3回目はギリギリで奥さんが取り込んでくれたそうです。
この時期は部屋干しですが、その話はこちらからご覧ください。
https://tyokubai.net/f/heyaboshi
今回はもう一度、組立不要について考えてみたいと思います。
組立不要の方法は2つ、配達時に組み立てサービスをしてもらう方法と、当店のように完成品で発送をする方法です。
ただ、一人暮らしのところに部屋に入って組み立ててもらうことは少し嫌ですよね。
また、やはり組み立て式は強度や精度が落ちます。(その理由は後ほど)
ということで組み立て式の説明からしたいと思います。
一般的な組み立て方 ハンガーラックのパーツ分割
一般的な組み立て式のハンガーラックは上図のような構成になっています。
- ハンガーを掛けるための上横バー
- 上横バーに付ける支柱パイプ2本
- 縦の脚部支柱2本
- 脚部同士を繋ぐ横バー
- 脚部2本
- 高さ調整固定ネジ
- キャスター4個
- 脚部と脚部横バーの補強金具2個
一つ気付くのはパーツが、細いパイプに分割されていることに気付くのではないでしょうか。
輸送を重視されていて、頑丈はその次。
パーツを細いパイプにしている理由は輸送を重視しているからです。
特に海外製の組み立て式は大量生産を行いコンテナ入れ船便で輸入をします。
1コンテナの料金は同じなのできる限りコンテナに入れて輸入をした方が1台の輸送費は安くできます。
だからメーカーはまず輸送のことから考えて、頑丈にするための補強金具という考え方に行き着いています。
もちろん補強金具を入れるのはハンガーラックを移動するときに、そこに一番負荷がかかるからです。
組み立て式はデザインと精度、頑丈さが下がる
デザインと精度という部分で、まずハンガーラックの高さ調整の仕組みをご説明します。
高さ調整は上の洋服をかける部分のコの字のパーツを脚部のコの字のパーツにハメて高さ固定をするネジて止めます。
上と下はそれぞれパイプになっているので、太いパイプに細いパイプを入れるという形になります。
外側のパイプの内径と内側のパイプの外径の差がないほど、高さ調整がスムーズに動き、またネジ止めでの固定でもパイプ同士の摩擦が生まれてしっかりと固定されます。
ただ、どんなパイプでも歪みがあり差がないほど歪みに影響を受けやすく、スムーズな動きを妨げることになります。
そこで組み立て式ハンガーラックは外側のパイプを太目にして動きを優先します。
ただ、パイプは細いほうがスタイリッシュになりますし、パイプの直径に差があるほど高さ固定がしにくくなり(ネジの強度だけになる)、高さ調整は上のバーが少し斜めになるだけでも動きにくくなるというわけです。
タフグランハンガーラックは完成品でお届けします。
このようなこだわりからタフグランハンガーラックは完成品でお届けしています。
基本的に他社がねじ止めしている箇所は溶接です。
また、唯一ネジ止めしている脚部と縦の支柱も下の図の様に重なり合う部分を増やして強度が落ちない様にしています。
そして細いパイプでも高さ調整がしやすい様にパイプの歪みを1台1台を職人が調整をして出荷をしています。
私たちはタフグランハンガーラックは、そういうハンガーラックです。