美d生活工房の酒井です。当社には、使い用途・デザイン・耐荷重など含めハンガーラックの種類がいくつもありますが、今回は最も良く使われているスタンダードタイプのハンガーラック「タフグランS-Classハンガーラック」をご紹介したいと思います。
というのも、ハンガーラックは他社製品も含めて形は一緒ですよね。その上、当社のタフグランシリーズは種類が多くて違いがわからないというご意見もいただいておりますので、どこに違いがあるのかということをお話しさせていただきたいと思います。
ハンガーラックを構成するパイプについて
S-Classハンガーラックは普通の丸パイプを使用しています。他社製品のハンガーラックと比較させていただくと、肉厚(1.2mm/一般的には0.8mm)のパイプを使用しています。また、パイプの太さも支柱で22.2mm、ハンガーを掛ける上部が19.1mmとなっており他社製品より少し細目です。
パイプ同士の接合は、脚部と支柱のみがネジ止めで、それ以外はろう付け溶接を行っています。ろう付け溶接は接合部分にロウとなる金属を溶かして接合する方法です。一般的な溶接はパイプ同士も溶かして繋げるので、強くはなりますが接合部が少し肉盛りになり見栄えは良くありません。
ろう付け溶接はパイプ同士は溶かさずロウとなる金属のみが溶けて接合するので、ハンガーラックでは十分の強度があることと、見た目が美しく仕上がります。(ちなみにろう付けは産業用ロボットでは難しい技術になります。)
キャスター部分について
キャスターにはボールキャスターを使用しています。ボールキャスター自体は移動性が高いのと、内部には動きが滑らかになるようにボールベアリングを入れているので水平回転もキャスターの回転もスムーズです。
洋服を掛けても移動は可能です。ただし、直径は大きくないので、大きな段を乗り越えることは不得意かもしれません。
また、ストッパーの有無が選択可能です。これは業務用として移動が多い場合にストッパーの解除が手間になることを考えて、選択していただけるようにしています。また、移動時にストッパーがコードなどに引っかかることもあるというお客様の声もあり、ご使用される方の好みに合わせてお選びいただけるようになっております。
ストッパーは反固定となっています。ハンガーラックは基本的に上部に洋服を掛けるので重心が上のほうにあります。この状態で完全にキャスターを固定するストッパーの場合は、振動や地震で倒れることがあります。このため、免震を考えタフグランハンガーラックのストッパーは反固定を選んでいます。
バリエーションについて
幅は60cm、90cmです。他社製品では120cmや150cmの丸パイプもあるようですが、どうしても中心部に洋服を掛けた場合に耐荷重への不安が残ります。当社は業務用となりますので十分な耐荷重が保てるサイズにしています。
また、高さが2mあるハイハンガーラックや、表面をゴールドメッキ、カラー塗装したもの(キュートガール)がございます。また、同じタイプのパイプを使用した傾斜ハンガーなどは省スペースにもご利用いただけます。
おすすめタフグランS-Classハンガーラック
タフグランS-Classハンガーラックは、当社での一番人気のロングセラーシリーズです。一般家庭も使いやすく長持ちするので、一度使い出したら手放せなくなる商品です(o^―^o)!