
テレビや映画の撮影、舞台やファッションイベント等の現場にはたくさんの衣装があります。
衣装を管理しているファッションスタイリスト・衣装さんは、それらを運んだり分類して保管しなくてはなりません。そういった衣装は多種多様で、丈が長い、重たい、形状が特殊など普通の洋服とは少し異なる物もあります。
では、どのようなハンガーラックを使えばそのような状況でもスムーズに衣装を管理したり、運んだりできるのでしょうか?
そのポイントは、
1.頑丈さ
2.移動のしやすさ
3.大きさ
この3つです。
それでは1つずつ解説していきましょう。
1.ハンガーラックで重たい衣装をたくさん管理するには「頑丈さ」が必要
●重たい衣装でも掛けられるように
映画やドラマ、演劇などの衣装の中には普通の洋服とは違ってとても重たいものがあります。例えば、大きなドレスや甲冑はとても重たいでしょう。着ぐるみなど特殊なものはさらに重たいはずです。
そんな衣装を安心して掛けるためには、ハンガーラックにそれ相応の頑丈さが求められます。ハンガーラックの頑丈さは”耐荷重”という指標で表されます。100kgの重さに耐えられる頑丈さが耐荷重100kgということになります。
ただし、30kgの洋服を掛けるのに耐荷重30kgのハンガーラックを使うと、壊れはしないものの、ひし形に歪んでしまったり倒れたりしてしまいます。そのため余裕を持って耐荷重の大きなハンガーラックを選ぶことが大切です。

↑ タフグランハンガーラックの耐荷重テストの様子です
●衣装をたくさん掛けられるように

芸能関係の現場では非常にたくさんの衣装を扱うかと思います。そのためにハンガーラックにはできるだけ多くの衣装を掛けて保管したいと考えます。
たくさん衣装を掛けると、当然ハンガーラックにかかる荷重も大きくなります。
ここでも耐荷重に注目してみましょう。耐荷重の小さなハンガーラックだとたくさんの衣装を掛けると歪んでしまうことがあります。皆さんも経験があるのではないでしょうか?
たくさんの衣装を掛ける場合も大きな耐荷重のハンガーラックを選ぶことが大切となります。
●スムーズに動かせるように
頑丈なハンガーラックを選ぶことが大切なのにはもう一つ訳があります。
それは「服を掛けたままで移動しやすくする」ためです。
詳しくは次の節で説明します。
2.服を掛けた状態でも運搬できるように「移動しやすさ」を求めよう

↑ 耐荷重100kg以上のタフグランハンガーラックを動かしている様子
●動かしても歪まないハンガーラックを選ぼう
ファッションショーや演劇などの現場ではハンガーラックに洋服を掛けたままで移動することが多いかと思います。
服を掛けた状態で移動する際には、ただ置いておくだけの時よりもさらに頑丈さが必要です。動かした途端にハンガーラックが歪んで倒れてしまったという経験はありませんか?
それは、物の荷重は動いているときの方が静止している時よりも大きくなるからです。そのため、移動させることを前提としてハンガーラックを探しているときは十分耐荷重の大きな製品を選びましょう。
また、動いた時の荷重に耐えられる頑丈なハンガーラックを選ぶことで、ハンガーラックに衣装を掛けたままトラックなどで運搬することができるのです。
●移動に適したキャスターとは
衣装を掛けた状態でスムーズにハンガーラックを動かすために重要なものがもう一つあります。それはキャスターです。
スムーズに動かすことができるキャスターの条件は「頑丈」「なめらかに回転する」「大きさ」があります。

↑ 頑丈な金属キャスター
ハンガーラックに大きな荷重がかかると、プラスチック製のキャスターだと歪んでうまく回転しなくなってしまいます。荷重のかかる部分に金属パーツを使っているハンガーラックならば、どれだけ衣装を掛けても変わらずに動きます。
●なめらかな動きで方向転換が楽になる

↑ タフグランハンガーラックのキャスターの動き
衣装を運ぶためには自由自在に方向転換できないといけません。
ボールや車輪の回転はもちろんですが、軸がなめらかに回転できると方向転換が楽になります。
●大きなキャスターで障害物を乗り越える
キャスターの大きさも大切です。
テレビドラマの撮影現場、演劇の舞台裏などは床にケーブルが張られていることが多いです。また、部屋を移動する際には段差などの障害物があります。そのような障害物があるとハンガーラックを動かすのは大変です。
そんなときは直径の大きなキャスターを選びましょう。直径が大きいと段差を楽に越えることができます。

↑ 移動に特化したタフグランハンガーラックMモデルのキャスター直径7.5cm

↑ 直径7.5cmの大型キャスターが段差を乗り越えます
●ストッパー有無で動かしやすさが変わる
キャスターにストッパーが付いているかどうかも使い心地に差が出ます。
一か所に常にハンガーラックを置いておくという使い方ならば、もちろんストッパー付きのハンガーラックが良いでしょう。
キャスターが勝手に動かないので、並べて置いたのにばらばらになってしまうのを防いだり、トラックなどで運搬するときに役立ちます。
一方で、ストッパーが無いものは頻繁にハンガーラックを動かす場合に適しています。忙しい現場ではいちいちストッパーを解除するのは面倒くさいものです。また、舞台裏や撮影現場はコードやケーブルがたくさんあり、ストッパーに引っ掛かってしまうというトラブルも多いようです。
ハンガーラックを購入する際にはストッパーの有無を確かめましょう。

↑ タフグランのハンガーラックはストッパーの有無を選択できます。
3.たくさんの衣装を管理するためには「大きさ」が重要
●収納できる量を決める横幅
夏物の服を幅3cm、冬物の服を幅5cmとして考えると・・・

頻繁に動かすならば60cmの小回りが利くもの、一度に多く運ぶことが多いならば120cmと用途に合わせて幅を選びましょう。
●衣装に合ったハンガーラックの高さは?
衣装には様々な種類があるかと思います。
着物やドレス、コートなどの丈の長い衣装は背の高いハンガーラックに掛ける必要があります。2m以上の高さに調節できるハンガーラックならば安心して丈の長い衣装も綺麗に保管できます。

また、頻繁に衣装を入れ替えるようなときに使うハンガーラックは目線の少し上くらいがちょうどいいでしょう。高さを調整できるタイプを選びましょう。

おすすめのタフグランハンガーラック
【動かしやすい業務用ハンガーラック:F-Class1200Mハンガーラック】

耐荷重200kgの頑丈ハンガーラックF-Classシリーズ。
このMモデルはキャスターが直径75mmのものを採用。
動かしても安定感があり、ケーブルなどを乗り越える際も軽々です。
ストッパーの有無を選択できます。
【安定感抜群のハンガーラック:Zハンガーラック 小】

ベースがZ型のZハンガーラックは、頑丈&安定感バツグンの業務用。
大型のキャスターで大量に衣装を掛けていてもスイスイ動きます。
使わないときは重ねてコンパクトに片付けることができるのもポイント。
まとめ
衣装を保管、運搬するためには「頑丈さ」「移動のしやすさ」「大きさ」が大切です。
用途に合わせて余裕を持ったスペックの製品を選ぶことが長く使う秘訣です。
タフグランハンガーラックは頑丈で移動のしやすいハンガーラックです。
大きさのバリエーションも豊富なので必要なハンガーラックがきっと見つかるはずです。大手の映像制作会社やアイドルの所属事務所など多くの芸能関係会社の皆様にご愛用頂いています!
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