美d生活工房の酒井です。今回は当社の考える一生使えるハンガーラックについて考えていきたいと思います。
皆さんはハンガーラックをどのようにお考えでしょうか。普通、部屋には収納があって、そこに洋服も片付けられるのではないかと思います。
ハンガーラックというと、日常的に着る服を掛けておける追加の収納の場所ではないでしょうか。
または、お店で展示用に洋服を掛けておく場所、洋服を販売している方なら商品を輸送するためのものという発想もあるかもしれません。
そんなハンガーラックは引っ越しの時には、わざわざ持っていったりするでしょうか。
例えば、ホームセンターで数千円で購入できるなら処分をして引っ越し先で新しいものを購入する方もいらっしゃると思います。
私たちのハンガーラックは引っ越しの時にも一緒に持っていっていただけるようなハンガーラックを目指しております。
タフグランハンガーラックを作る私たちの目標
最近、「SDGs(えすでぃーじーず)」という言葉をよく耳にすることはないでしょうか。
もう十分にご存知の方もいらっしゃると思いますが、国連で掲げらた2030年までに達成するために掲げられた国際社会共通の目標です。
17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。
私は当社のハンガーラックは、このSDGsの「12つくる責任つかう責任」という目標に貢献できないかと考えています。
より良い商品、長く使える商品、長く使いたい商品を作っていくことで、この目標にほんの小さなことでも役に立ちたいです。
そのためにも一生使えるようなハンガーラックを作っていきます。
一生使えるハンガーラックに求められることの一つは頑丈さ
タフグランハンガーラックの一番の売りは頑丈、丈夫というところです。
他社製がねじ止めになっている箇所が溶接になっています。
そして人によって差がでてしまう組み立て工程を工場で行っていることで、全ての方に同じ品質でお届けしています。
次に動作です。キャスターや高さ調整、動きがある箇所は動かすほど振動が出て、ネジ部分に負担を掛けます。
タフグランはキャスターのような部品の選定と、組み立て時の細かな調整で振動が出ないようにして、長持ちをするようにしています。
長く使ってもらうために商品サポートも続けます。
タフグランは販売開始してから40年以上生産しているハンガーラックです。
その間、より良くするための設計変更はしていますが、基本的な寸法の変更は行っていません。
このためネジを無くされた場合などでも供給が可能です。
私はもう20年前になりますが、製造メーカーに勤めていました。
当時は生産中止になっても7年は修理部品の提供をするという決まりがありましたが、最近はそのようなことも少なくなっているのではないでしょうか。
先日、海外製の商品で生産中止になったら、すぐにパーツの提供もストップしてしまったことがありました。
しかし、長く使っていただくためにも、またそのような体制が必要になるのだろうと思います。
そのためにもお客様サポートをしっかりとしていきます。
最後に
陶器や磁器、漆器には継ぎという考え方があります。
それはただ修理するという考え方だけではなく、金継ぎや銀継ぎ、色漆継ぎなどさらに新たな味わいを作りだします。
私たちのハンガーラックは金属製でそのようなものではないかもしれません。
ただ少しでもお客様の生活に必要なものとして、長く使っていただけるようしていきたいと思います。
長く使っていただきたいハンガーラック
タフグランS-Class900ハンガーラック