今回は、業界の人間なら知っている、頑丈なハンガーラックを選ぶコツを伝授しようと思います。見るべきポイントは次の4点です。
・耐荷重
・キャスター
・パイプの厚さ
・接合部
?順番に、詳しく説明していきます。
耐荷重
これが購入者側から見れば、一番分かりやすい目安です。前々回の記事「ハンガーラックは何故壊れるのか」でも書きましたが、安価なハンガーラックだと耐荷重が10~30kgと少なめ。大体、耐荷重80kg以上になると、細かい造りもしっかりしたハンガーラックが多いのでたくさん服を掛けたい方はまずはここから見ていくといいと思います。ただし実は、耐荷重の取り決めについては明確な法律や規格がなく、そのためハンガーラックの品質基準も、各メーカーの独自判断なのが問題です。(これは別の機会に詳しく書こうと思います。)ですので、以下の耐荷重以外のところも合わせて見ると更に間違いないと思います。
キャスター
耐荷重がどうやって決まるかというと、実はキャスターの丈夫さに寄るところが大きいんです。ハンガーラックに服を掛けると、どんどん重たくなります。その荷重を、地面と接するキャスター部分のわずかな面積で支えるわけですから、キャスターにはかなり負荷がかかります。だから非常に重要です。
脆いハンガーラック
プラスチック製が多いですね。
頑丈なハンガーラック
ハンガーラックのパイプと同じ素材が使われています。
車輪の部分がベアリング構造だと滑りがなめらかになります。
パイプ厚
ハンガーラックのパイプ表面の太さではなく、断面の太さです。
脆いハンガーラック
薄いですね。大体0.7~0.8mm以下のものが多いです。
頑丈なハンガーラック
太くなっていますね。頑丈なハンガーラックを選ぶなら1mm以上あることが望ましいです。
断面の厚さを商品情報として記載されることはなかなかありませんが、
お店としてもアピールしたいポイントなので、ハンガーラックのパイプが厚いところは、ページに載せているはずです。
それで見分けてください。
接合部
小さいころ、図工の授業で素材をくっつけるとき、より強力なボンドを使って、つなぎ目にすき間が出ないように塗りませんでしたか。
ハンガーラックのパイプ接合部分も、強い素材を使い、かつ接合面積を広くすることでより頑丈になります。
脆いハンガーラック
?左右は接合されていますが、上が空洞があってスカスカです。
接合部分だけ、プラスチックを使っているハンガーラックもあります。
頑丈なハンガーラック
つなぎ目の部分がぐるりと一周つながっています。
工場担当のスタッフに聞くと、これが結構手間がかかるので大変と言ってました。
まとめ
まずは耐荷重、そして各パーツも念入りにチェックする。
どの商品にもいえることですが、高品質な物ほどこういう細部にきめ細やかな工夫がされているんですよね。
この目利きがあるとずいぶん違うので、是非取り入れてみてください。
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